
数学と算数の決定的な違い
数学と算数の決定的な違いは算数は有理数だけの世界であることです。
すごく乱暴に言ってしまえば「日常生活にある数」について考えるということです。
10000円の鉛筆を生み出す子
算数では文房具、果物がよく登場します。鉛筆の値段を10000円と書いてしまう子どもは要注意です。意味を考えず解くということは自分が何を出そうとしているのか考えずに解くということです。すると一つ一つの数字は意味を持たなくなり、ただの計算作業になっていきます。作業の結果出てきた数字は何も意味を持たないもので平気で10000円の鉛筆を生み出すのです。
確実に整数にならなければいけない答え、個数や人数を小数や分数にしてしまうのも同様の例です。
日々の生活で知っていることも含めて算数の学力
ボクはこの日常の感覚を重要なものと考えています。当たり前のことを当たり前にとらえられなければ複雑な内容を正確にとらえて、考えることなどできるはずがありません。
算数の数字が日常生活にある数である以上、日々の生活で知っていることも含めて算数の学力です。
もちろん数学的な思考を問う問題もあります。ですがまずは個々の数字には意味、簡単に言えば「単位」があることを意識することが大切です。
もしお子さんが適当に数字を足したり引いたりしていると感じたら試しに式、図、表全ての数字に単位を付けさせてみて下さい。ビックリするようなことをしています。
割り算の問題を並べてその中に、
21個のリンゴと7個のリンゴを合わせたらいくつ?
という問題を出したら3と答える子が結構いる。
数字しか見ていないので割り切れる数字の組み合わせにするとやらかします。これだけでも反復だけに頼ることがいかに危険で弊害があるかわかります。