中学入試をする意味

【7】算数も国語も理科も社会もやることは同じ-中学受験をする意味

問題を解くにはまず「読む」

算数の話をしてきましたがそもそも四教科全てが同じことをしています。

「問題文を読み、自分が何を聞かれているか正確に理解する」

「聞かれていることに対して自分の知識から答えるべき解答を組み立てる」

「組み立てた解答を表現する」

こう考えれば全て同じことを求められていますよね。問題を解く上でまずすべきことは「読む」になるということです。この「読む」という行為がなかな曲者です。「よく読みなさい」子どもは幾度となくこう言われます。

「よく」読むとはどういうことでしょうか

では「よく」ってどういう風に読めばよいのでしょうか。具体的に答えられる人は多くはないように思います。

大人でもなんとなく読むという作業で理解しているからです。人間は慣れる生き物です。習慣になることで無意識に理解し行動する。固まってからそれを変えることは中々大変なことです。パターン化し訓練すれば確実にスピードは上がります。しかしこれを幼少期から繰り返せば「よく」は育たないのではないでしょうか。

「よく読む」とは単純なことです。「一つ一つの言葉の意味を考えて読む」ということです。これ、子どもにやらせるととてつもなく時間がかかるんです。下手すると数行読むのに30分です。当然テストでこんなことをしたらお話になりません。

ですがそもそも個々の単語の意味がわからない状態で文の意味を理解し、文章の構造を理解するってかなり無茶じゃありませんか。大人の感覚なら難解な難解な哲学書を読む、下手したら最低限の知識でドイツ語を読むようなものです。そして子どもが始めるのは「なんとなく読む」です。わからない言葉を予測しながらなどということはしません。

ただ音として文章を追います。わからない言葉、内容は完全にスルーです。それで印象に残った部分だけをひろい、つなぎます。

浦島太郎なら子どもがカメいじめてた。竜宮城で魚が踊ってた。浦島太郎がおじいさんになった。これだけです。

ボクたち大人は筋を知っているのでわかりますが、初めて聞いたらどんな話かチンプンカンプンですよね。

これを文章という大きなかたまりだけでなく、文(一文)という小さな単位でもやりまくっているのが子どもの読解だということを忘れないでください。

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